エル・リコな時間・空間・建築 ~ グラン・プラス訪問

ブリュッセルのグラン・プラス 大広場の市庁舎

 前号に続き2002年5月下旬から6月上旬に訪問したベルギーのブリュッセル、グラン・プラスです。ブリュッセルを訪れた人は必ず一度は訪れるという、街の中心に位置する石畳の美しい広場です。

 縦110m、横68mの長方形で南西に市庁舎、向かい側に王の家、南東にブランバン公の館があり、その間には各ギルド(業種別組合)の豪華な建築が建ち並びます。大半が1695年のフランス軍の砲撃後、再建されたものです。

グラン・プラスはユネスコにより、国や民族の区別無く、全地球人のものとして守っていこうとする趣旨のもと、1998年世界遺産に登録されました。

王の家

現在は市立博物館として使われています。世界中の衣装のコレクションは興味深い。日本の袴と金太郎の前掛けも展示してあります。
ビール醸造業者のギルドハウス。金色の馬に乗っているのは誰だろう。