「日本の経済がうまくいかなくなった原因」

 日本は戦後一貫して社会主義国である。

 永田町の怪鳥と呼ばれる、サギとかチキンとかカモとかアホウドリとかオウムとかカラスとかウとかキュウカンチョウとかウソとかガンとか、言われていた首相がいましたが(ハトと自称していますが、)なに彼はただのコウモリです。

 ブルジョワでありながら、社会主義者のふりをしていて、常に形勢の少しでも良い方につくべく、眼をいっぱいに見開いているコウモリです。

 日本の学者・政治家・実業人・保守派はみな社会主義者です。国家社会主義者である点が、「国家のない」マルクス的共産主義と異なるだけです。

 右翼と左翼は実は同根なのです。ともに国家社会主義なのです。目的地に至る過程が違うのです。

 「第二次大戦後、焦土の中から立ち上がって、これまでうまくいって繁栄の極みを謳歌してきたのに、うまくいかなくなったのは、政治が悪いからだ。自民党政治が耐用年数を過ぎたのだ。制度疲労を起こしているのだ。」
という論が横行しました。

 本当ですか?  「日本国民には何の責任もなく、すべて軍と、政府が悪いのだ」という65年前の敗戦時の論と軌を一にしていませんか。

 天皇至上主義や軍国主義、国家社会主義といった一つの思想が一つの国で根を下ろすのは、そうした思想を培う土壌がその国に存在していたからであろう、と思われます。

 日本の経済がうまくいかなくなった原因には2つのことがあります。一つはソ連消滅により、防共防波堤としての日本の役割が亡くなったとして、米国からの保護が受けられなくなったこと。

 もうひとつは社会主義国の特徴である、官僚の肥大化による収奪された民の疲弊です。