誰もが海を楽しめるように − 坂本京子さん
【「風を受けて走るのは本当に気持ちがいい」と話す坂本副会長=津市納所町のプリンテックで】
障害の有無や年齢、経験にかかわらず、セーリングを楽しむ活動に取り組んでいる。県内では伊勢、津、河芸の三カ所に拠点を持つ。「学んだことは、海の魅力だけではない」と穏やかにほほ笑む。
もともと体を動かすことが好きだった。ヨットの経験はなかったが、縁があり「セーラビリティ津」の会長に就任したのは8年前。
現在は総合印刷業・プリンテックの代表取締役会長としての傍ら、セイラビリティ三重の副会長、セーラビリティ津の会長として多忙な日々を送る。
セイラビリティ三重のスローガン「伊勢湾から太平洋そして世界セイラビリティの輪」は自身で考えた。
8月2日には津市の伊勢湾海洋スポーツセンターで、初めての全国大会となる「第7回ハンザクラス交流大会」が開催される。念願の全国大会だけに、準備にも力が入る。
試合終了後には手作りの交流パーティを計画しており、「どうやってもてなそうか、メンバー一丸となって思案中」と悩みながらも、表情は楽しそう。
「風を受けて走るのは本当に気持ちがいい。乗ってもらえば楽しさは分かってもらえるはず。もっとヨット好き、海好きの人が増えてほしい」と熱い思いを語った。