人と会うのが大好き − 舘正代さん
【「人と会うのが大好き」と話す舘代表取締役社長=四日市市鵜の森2丁目のキャリアサークルで】
「人と会うのが大好き。しゃべっていると、自分が生き生きしてくる」と司会業の魅力を語る。
司会の仕事を始めたきっかけは、「人と違うことがしたかったから」。何の経験もなくゼロからのスタートだったが、好奇心旺盛な性格が功を奏し、35歳で独立した。
現在は、四日市市鵜の森2丁目のキャリアサークルで、代表を務める。ブライダルを中心に、イベントやパーティーなどさまざまな分野で司会のほか、講師として新しい司会者の育成にも尽力する。
「きれいな言葉を使うだけではだめ。言葉に心を込めることで命が入る」と、思いは強い。子どものころは、自分に自信が持てず無口だったこともあり、あらためて話すことの大切さを実感している。
いつも前向きでプラス思考。「だからストレスもたまらない」と笑う。「口からはプラスの言葉を出すようにしている。マイナスの言葉を口にすると、自分に負けたような気がする」と話し、「例えば転んでけがをしても『ついてない』ではなく、『この程度のけがで済んでよかった』と思うことにしている。気持ちの持ち方で全然違う」と満面の笑みを見せる。
「昔はネガティブなところも多かったが、いろいろな人との出会いからは学ぶこともたくさんあり、その中で成長した」と振り返る。
やりたいことは、まだまだたくさんある。「じっとしているのは嫌なタイプ。座った途端、次にすることを考えてしまう」と、「生涯現役」を楽しげに宣言した。