津まつりの風景描く 絵画や映像、地元作家ら作品展 三重

【津まつりを描いた作品や映像が並ぶ会場=津市東丸之内の岩田川久画廊で】

【津】三重県津市東丸之内の岩田川久画廊は5日、同所で「津まつり風景展」を開き、市内の作家が津まつりをテーマに制作した絵画、面、映像計20点を展示した。9日まで。入場無料。

20年以上前から祭りの期間に合わせて地元作家の作品を展示。60―80代の7人が出品した。

唐人踊り、獅子舞、みこし、総踊りなど祭りの情景を描いた油彩、パステル、水彩、木版などのほか、唐人やしゃご馬の面がある。平成20年の映像「津まつりスケッチ」では、津八幡宮での郷土芸能の奉納や八幡通りを巡行する山車と共に、一休みする演者やスケッチする作家らを捉えている。

同画廊の藤田昌久代表(68)は「最近の祭りはイベント化しているが、人寄せだけでなく中身が大事。昔からの城下町の祭りの風情を感じてもらえたら」と話した。