【伊勢】まだ食べられる食品が廃棄される「食品ロス」を減らそうと、三重県伊勢市内のスーパーで1日から、「すぐ食べるならつれてって! キャンペーン」が始まった。31日まで。
消費期限や賞味期限が近い物から購入し、消費することを習慣づけるため、10月の「食品ロス削減月間」に合わせて、市内のスーパーや市民団体などでつくる「減らそに! いせの食品ロス協議会」と伊勢市が連携して実施し、5回目。
市内のぎゅーとら、生鮮市場ベリーの全店舗やマックスバリュララパーク店、スーパーマーケットバローミタス伊勢店の計13店舗で期限切れが近づいた商品を購入し、貼られた値引きシールを集めて応募すると、抽選でゲーム機やかまぼこセット、商品券など豪華賞品が当たる。対象は市内に在住、在勤、通学する人。
キャンペーン初日はスーパー4店舗で啓発活動を行い、市と連携してSDGs(持続可能な開発目標)や食品ロス削減に取り組む宇治山田商業高校情報処理科の生徒5人や市職員8人が参加。生徒らは、チラシ裏面や賞品のエコバッグなどのデザインも担当した。
同市船江の「ぎゅーとらハイジー店」では、市職員と同校3年の平義亜廉さん、東李空さん、林雄大さんが買い物客にチラシ(応募用紙)と啓発品を手渡し、キャンペーンへの参加を呼びかけた。
市環境生活部ごみ減量課の林歩課長は「キャンペーンをきっかけに食品ロス削減につなげていきたい」、平義さんは「少しでも食品ロスを減らす意識を持ってもらえれば」と話した。