段ボールで帽子作り 津で小学生挑戦 絵本作家つつみさん指導

【自由に帽子を作る参加者とつつみさん(中央)=津市久居東鷹跡町の久居アルスプラザで】

【津】三重県津市久居東鷹跡町の久居アルスプラザは30日、同施設でイベント「もりのぼうしをつくろう」を開催した。事前に申し込んだ市内外の小学1―6年生16人が、津市の絵本作家、つつみあれいさん(49)と共に段ボールを使ったオリジナルの帽子作りに挑戦した。

子どもが想像力を働かせ創造するワークショップ「ぶんがくあそび工房」の一環。

つつみさんは幅約30センチの段ボールを一人一人の頭囲に合わせてカットし「直接描いても色画用紙を切って貼ってもいいよ」とアドバイス。手助けは最小限にとどめ「素晴らしい」「いい色選んだね」と優しく声かけした。

子どもたちは縁の部分を王冠のようにとがらせたり曲線にしたりして作業に没頭。丸めた薄紙や色画用紙で作った花や葉を貼り付け約1時間かけてカラフルで独創的な帽子を仕上げた。

三重大付属小2年の村田恵麻さん(7つ)は「最初に切った線が波みたいだったからクジラやお魚を描いたり貼ったりした。迷った所もあるけど楽しかった」と感想を話した。