【四日市】社会福祉法人「日の本福祉会」(三重県四日市市松原町、福士英実理事長)はこのほど、「冬のDigi田(デジデン)甲子園」に応募し、県代表として同法人の取り組みが選出されたと発表した。「Digi田甲子園」は、政府が進める「デジタル田園都市国家構想」実現に向けた地域の取り組みを募集し、特に優れたものを表彰する目的で、夏と冬に開催。政府は開催理由を、同構想を全国津々浦々で推進するには、地方の創意工夫による独自の取組を積極的に発信、横展開することが必要なのに加え、地方公共団体や民間企業の意欲、国民全体の関心を高め、様々な主体が積極的に参画出来る環境整備も重要なためとしている。
「冬のDigi田甲子園」では、応募総数172件から審査委員による事前審査の結果、インターネット投票候補46件(医療・介護・健康12件、教育・子育て5件など)を決定。24日―来月24日午後5時にインターネット投票と審査で選考を行い、内閣総理大臣賞などを決定する。審査項目は、①地域の課題解決・魅力向上②独自性・先進性③持続性・発展性④他の地域への横展開の期待―などで、国民は最も優れていると思う取り組みを選び、投票出来る。同法人は認可保育園、学童保育所などを運営し、「子供を安全に預かり、将来社会で活躍できるように育て上げる」との方針を掲げ、学力向上に向けての取り組みを積極的に行っている。選出され、公開されているのは「デジタルの力で将来世界で大活躍するこどもを育成支援」と題した1分強の動画で、同法人の取り組みが映像と子どもたちの声で紹介されている。動画は、デジタル田園都市国家構想ウェブサイト=https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digitaldenen/archives/koushien/index.html=から、インターネット投票対象事例の「教育・子育て」分野の画面で視聴できる。同法人の福士理事長は「私たちの取り組みも知っていただき、応援していただければ」と話している。