三重県は25日、ゼロ歳から90歳以上までの2250人が、新型コロナウイルスに感染したと発表した。新規感染者が1000人を超えるのは2日ぶり。県内の感染者は延べ43万4278人となった。
感染者のうち70代男性1人、80代男女3人、90代女性1人の計5人が20日から24日までの間に死亡したことも発表。70代と80代の男性2人は新型コロナが死因、他の3人は別の死因だった。
うち70代男性は自宅で倒れているところを家族が発見し、駆け付けた医師が死亡を確認。亡くなった後の検査で感染が判明したという。新型コロナが死因だった。県内感染者の死者は910人となった。
また、20日までの1週間で23件のクラスター(感染者集団)が発生したと発表。内訳は高齢者施設17件、医療機関4件、障害者支援施設2件。県内で発生したクラスターは532件となった。
県によると、新規感染者は前週同一曜日比で1498人減少。7日連続で前週同一曜日を下回った。直近1週間の人口10万人当たり新規感染者は676・97人で、44日ぶりに700人を下回った。
病床使用率は50・8%で前日から1・4ポイント低下。11日連続で60%を下回っている。入院中の感染者は前日比8人減の295人で、うち重症者は2人増の6人。宿泊療養者は2人減の59人となった。
新規感染者は四日市市で366人、津市で340人、鈴鹿市で287人、松阪市で258人、伊勢市で152人、伊賀市で140人、桑名市で119人、名張市で90人、志摩市で86人、亀山市で67人、菰野町で52人、いなべ市で51人、明和町で32人、尾鷲市で27人、紀北町で21人、玉城町と熊野市で20人ずつ、多気町で18人、東員町と大台町で17人ずつ、川越町で13人、大紀町と御浜町で11人ずつ、紀宝町で9人、鳥羽市で5人、木曽岬町、朝日町、度会町、県外で4人ずつ、南伊勢町で3人、不明で2人。