帝国データバンク四日市支店は18日、穴子料理店を経営する「海の幸魚長」(三重県鈴鹿市北若松町)が事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったと発表した。負債総額は約1億7000万円。
同支店によると、同社は昭和62年に設立。同店舗名で鈴鹿市の本店のほか四日市市、亀山市と計3店舗を展開し、地元産を中心とした各種穴子料理を提供して平成17年10月期には年売上高約4億6000万円を計上していた。
しかし、地元産をはじめとした穴子の漁獲量減少や、新型コロナウイルスによる影響で客足が落ち込んで厳しい資金繰りが続き、業況改善の見通しが立たなくなったことから事業継続を断念した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う倒産は県内38社目。