全日制は1・03倍 三重県立高の進学希望状況 松阪の理数2・7倍

三重県教委は13日、先月16日時点の県立高校進学希望状況を発表した。全日制の進学希望者は前年度比361人減の1万989人で2年ぶりに減少。志願倍率は0・01ポイント低下して1・03倍となった。

県教委によると、中学の卒業予定者は前年度比192人減の1万6078人。卒業予定者の減少を受け、全日制の定員を240人減の1万640人とした。定時制と通信制の定員は維持する。

全日制で倍率が最も高いのは松阪の理数で2・7倍。四日市の国際科学コース(2・13倍)、桑名の理数(2・03倍)、津西の国際科学(2・01倍)、上野の理数(1・95倍)が続いた。

全日制の28校で定員割れ。倍率が最も低いのは南伊勢の普通で0・36倍。鳥羽の総合学科(0・46倍)、志摩の普通(0・5倍)、水産の海洋・機関(同)、朝明のふくし(0・55倍)が続いた。

全日制の前期選抜は23―26日に出願を受け付け、試験は2月2日と3日。後期選抜の出願は2月21―27日に受け付け、試験は3月9日。出願の受け付け後に倍率の確定値を発表する。