亀山市立図書館に文科大臣表彰 子供の読書活動評価 三重

【表彰状伝達式で(右から)山本副市長、中原教育長、高重館長=亀山市役所で】

【亀山】子供の読書活動優秀図書館として、令和7年度文部科学大臣表彰(4月23日付)を受賞した三重県にある「亀山市立図書館」の表彰状伝達式が28日、亀山市役所であり、山本伸治副市長が同席し、中原博教育長が表彰状を高重京子館長に手渡した。

令和5年1月、同市御幸町のJR亀山駅前に移転した図書館は、「学びの場からつながる場へ」を基本理念に、館内の「おはなしのひろば」や多目的室などの施設を活用し、市民ボランティア団体「おはなしの会マミーズ」や「亀山絵本と童話の会」など11団体が、絵本の読み聞かせや朗読体験など開いている。

また、学校と連携し、電子図書館サービスの利用環境を整えるなどのほか、図書館の本を学校図書館で借りられる「ほんくる。」にも取り組んでいる。

新図書館開館以来、今年3月末で延べ約63万人が利用。当初の1年間の予定利用者数23万人を大きく上回った。

高重館長は「受賞を機に今後も、子どもらが本を読むだけでなく、学べる場として人と人がつながる空間を目指します」、中原教育長は「読書に関するさまざまな取り組みを認めていただき、職員とスタッフ全員のやりがいにつながる」と話した。