
【四日市】八十八夜(5月1日)を前に、すいざわ新茶まつり実行委員会(矢田宗久会長)は27日、四日市市水沢町の足見田神社で同まつりを開き、新茶を奉納して茶業の繁栄を祈願した。
祭りを知らせる花火が上がる中、三重茶農業協同組合から足見田神社まで約1・5キロを、のぼりを立てた荷台で威勢よく太鼓を演奏しながら走るトラックや、オープンカーで献茶パレードをし、同神社前から巫女(みこ)や雅楽隊、神職らが献茶行列を先導した。
祈願祭は、神社神殿で雅楽が流れる中、横山正純宮司が祝詞(のりと)をあげ、神官装束の矢田会長がおごそかに献茶。水沢小6年の女子児童9人が、巫女装束で神楽「浦安の舞」と「乙女舞」を奉納した。
境内では、茶摘み娘らが新茶、茶葉や山菜の天ぷらを振舞い、市内外から訪れた見物客やアマチュアカメラマンらは「いい香り」「おいしい、茶葉の天ぷらは初めて」などと、この季節ならではの味覚を楽しんでいた。