三重と海星が準決勝へ 春の高校野球県大会、4強出そろう

【海星―松阪商 八回表1死一塁、海星一走中世古が7番森田の右越え二塁打で一挙に本塁突入を狙うも相手の好守に阻まれ生還ならず=津球場で】

第72回春季東海地区高校野球県大会(県高野連主催、伊勢新聞社後援)は27日、津球場公園内野球場で準々決勝残り2試合があり、三重と海星が勝って、ベスト4入りを決めた。

三重は久居農林を9―3で下した。初回敵失に乗じて好機をつくり3番福田篤史の適時打などで一挙3点を先制すると二回にも2点を加えて試合の主導権を握った。2年生右腕古川稟久は13安打を浴びたが要所を締めて3失点完投した。

海星は延長十回タイブレークの末、松阪商を3―2で退けた。松阪商の粘り強い攻守に苦しむ中、3失策と守備も乱れて一進一退の攻防となったが2―2でタイブレークに突入した延長十回表、内野ゴロで1点勝ち越すとその裏を無失点に抑えた。

準決勝は29日、同球場で行われ、第1試合で三重と海星、第2試合で津田学園と菰野が対戦する。第1試合の開始予定時刻は午前10時。