絵本の場面や自然の風景描く 津で竹内剛史さん絵画個展 三重

【作品を紹介する竹内さん=津市中央の三重画廊で】

【津】三重県津市一身田平野の竹内剛史さん(55)の絵画個展「つよしの絵展」が、同市中央の三重画廊で開かれている。自身で創作した絵本の場面や自然の風景などこの20年の作品60点を展示販売している。27日まで。

竹内さんは津市出身。京都市の絵本専門学校や四日市市の子どもの本専門店「メリーゴーランド」の絵本塾で学び、県立図書館の第11回、第12回「手づくり絵本コンクール」で入賞している。

手足にまひがある中、画歴は「トータルで30―40年」で「人がどう思うかは考えず自分が楽しいと思う絵を描いている」と話す。

会場には、体の不自由な少年が友達と自転車に二人乗りで海に出かけ、大きなタイを釣り上げる創作絵本「鯛(タイ)釣り」の一場面や、横山展望台の風景など鮮やかな点描作品が並ぶ。

竹内さんは「見られるのは恥ずかしい」と照れつつ「見た人が『楽しい絵やな』と言ってくれるのはうれしい」と話した。