
【桑名】英国のホルムグランジスクールの生徒15人が、姉妹校の津田学園高校(三重県桑名市野田)を訪れている。同校への訪問は初めて。初日の21日は、書道部の部員8人が書道パフォーマンスを披露したり、英語でコミュニケーションを取りながら英国の生徒に書道を教えた。
放課後の部活動の時間は、書道を通して互いに交流を深めた。部員らが書き方の手本を見せると、英国の生徒は半紙に練習した後、うちわに「日本」「人生」「英」などといった言葉や文字を書き、絵を添えた。墨で「日本」と書き、絵の具を使って桜の花びらを描くと、部員の1人が「ナイス」と褒めた。
うちわは記念として持ち帰る。ダニエル・ピットさん(17)は「日本の伝統文化を体験できて楽しかった。(うちわは)暑い日に使いたい」と話した。
副部長の朝日将仁(まさと)さん(3年)は「いい経験になった。午前の歓迎会では書道パフォーマンスを披露でき、自分たちも楽しんだ」と笑顔を見せた。
英国の生徒らは授業や学校行事にも参加し、校外学習で津田学園の生徒と一緒に、京都や伊勢を訪ねる。県滞在は26日までで、この後、東京へ向かう。