
【鈴鹿】鈴鹿市庄野羽山四丁目のイオンモール鈴鹿(兼松晃ゼネラルマネージャー)はこのほど、家庭で発電した余剰電力を、電気自動車を介して同店で活用する取り組みを始めた。
SDGsや脱炭素社会の実現に向けた取り組みの一環で、静岡を含む東海四県では初めて。
各家庭で太陽光パネルなどで発電した電力を使って電気自動車に充電して来店。電気自動車から専用の放電スタンドで放電し、放電した電気を店内で利用する仕組み。放電量の目安は30分間で約三キロワットアワー。
放電スタンドは二台で、西大駐車場ウエスト南出入り口付近に設置。公式イオンモールアプリを使って1日1回30分―3時間まで利用でき、協力に対して30分あたり24ワオンポイントがもらえる。ポイント受け取りのために、同アプリとワオンカードの連携が必要になる。
取り組みは今月11日にスタート。オペレーション担当の西垣尚さん(27)は「地域のみなさんの環境問題への意識を変えるきっかけにつなげるとともに、一緒に取り組みを進め、将来的には行政や地元企業なども巻き込んで広げていければ」と話した。