<春の高校野球>小泉が適時打2本 山商、逆転勝利に貢献

【山商―近大高専 五回表2死一塁で左中間に適時二塁打を放つ山商の4番小泉=ダイムスタジアム伊勢で】

宇治山田商は4番捕手の小泉が2本の適時打。昨年のセンバツに4番捕手として先発出場するも、今大会は背番号13を背負う3年生は打撃で逆転勝利に貢献し「思い切った打撃ができ、自分の良さを出せた」と振り返った。

2点を先制された直後の四回表無死二、三塁で近大高専先発中阪から左前打。五回は2死一塁で、この回途中から登板したエース野村のスライダーを引っ張り、左中間に適時二塁打を放った。

センバツ以降、故障もあって、昨夏から背番号2を同級生の阪口に譲ったが、先発マスクを任された初戦で活躍し「チーム内で競争ができている」と前を向く。村田監督も「(阪口と)良い競い合いをしてほしい」と期待を口にした。