
【津】日本政策金融公庫津支店による出張授業が18日、三重県津市河辺町の県立津西高であった。同公庫が実施する「第13回高校生ビジネスプラン・グランプリ」への応募に向け、同支店の大山航平さん(25)がビジネスアイデアの発想法について講義し、2年生17人が聴講した。
次世代の若者に創業への意識を高めてもらおうと実施。同校では2年の総合的な探究で課題研究の一つに位置づけ、起業に興味を持つ生徒が受講する。同公庫は9月までの4回で講師を務める。
大山さんは「現状と理想とのギャップを満たして対価を得るのがビジネス」と説明。アイデアのきっかけとして、やりたいこと▽できること▽求められていること―を満たす発想が重要だとした。
生徒は4班に分かれ、コンセントやベルトなど身の回りのものをテーマに、転用▽応用▽代用▽置換―などのアイデアを出し合った。次回以降、誰に▽何を▽どのように売るか―のプランを作る。
土方唯子さん(16)は「みんなからアイデアが出てきて楽しかった。ビタミンDも取れる日焼け止めを開発したい」と話した。