
【四日市】三重県津市安濃町の洋画家、伊藤清和さん(73)の個展が8日、四日市市新町のアートギャラリー「黒い森」で始まった。「顔」や「花」シリーズの油彩・アクリル画の近作14点を展示している。13日まで。
昔のファッション雑誌に掲載された女性モデルの顔を斬新な手法でアレンジした、半具象作品「クロエ」や「ルーシー」、漆黒の背景に色鮮やかな花を描き、コスモスと呼ぶ宇宙と花のコスモスをコラボした作品「コスモス」、シャクナゲをモチーフに描いた「紫の装い」「山の光」などが並ぶ。
伊藤さんは愛知県立芸大大学院を修了。主宰する絵画教室「アトリエイトウ」で指導する傍ら、国内外で作品を発表している。平成23年度「県文化奨励賞」、令和3年度「三十三ふるさと三重文化賞」など数多くの受賞歴がある。「女性の喜怒哀楽の表情と、自然界の空気や光を盛り込んだ色彩豊かな作品を楽しんでいただきたい」と語った。問い合わせは同ギャラリー=電話080(5117)4078=へ。