F1日本GP決勝に11万5000人 鈴鹿サーキット、3日間で最多26万6000人観戦 三重

【熱戦を繰り広げる選手らの走りを応援する観客ら=鈴鹿市稲生町の鈴鹿サーキット国際レーシングコースで】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市稲生町の鈴鹿サーキットで6日、「F1日本グランプリレース」の決勝があり、昨年より1万3千人多い11万5千人(主催者発表)のモータースポーツファンが観戦した。

3日間の観客数は延べ26万6千人で、前年より3万7千人増加した。平成21年のF1開催再開後、最多となる。

同サーキットを運営するホンダモビリティランドの斎藤毅社長は「歌舞伎をはじめとするさまざまなコラボレーションの拡大や観戦環境進化の取り組みに加え、角田選手の移籍効果もあり、昨年以上のお客様にお越しいただくことができた」と分析するとともに、「これからもモータースポーツの楽しさ、感動をより多くの方に知っていただけるよう努力を続けていきたい」とのコメントを発表した。

市と同サーキットの協力で、第2コーナー付近の一部に設けた市民応援席では、約900人が観戦。同市道伯2丁目の会社員近藤進一さん(49)は、妻の道子さん(49)、娘の優凪さん(11)=市立飯野小6年=と3人で「角田選手の応援に来た。頑張ってほしい」と話した。

また、同市小岐須町の会社員今村一仁さんは「数え切れないくらい来ている。画像だけでは伝わらない音やにおいが魅力」、息子の優一さん(12)=市立鈴峰中1年=は「角田選手も応援しているが一番の押しはシャルル・ルクレール選手。観戦は3回目になるが、マシンのスピードやドライビングテクニックを目の前で見るのは感動する。お父さんと一緒に来れたこともうれしい」とそれぞれ話した。