脱炭素へ燃料電池車並ぶ いなべ市役所でイベント

【展示車を見る来場者=いなべ市役所で】

【いなべ】二酸化炭素(CO2)を出さない燃料電池車(FCV)に使われる水素や環境について学ぶイベント「いなべH2キャンパス『ミラ研』」が16日、三重県のいなべ市役所であった。多くの親子連れらが訪れ、展示車を見たり、ものづくりを体験したり、楽しみながら学びを深めていた。

令和2年に「SDGs未来都市」に認定され、脱炭素社会実現に向けた取り組みを続ける市が主催し、市内に工場や営業所がある豊田合成(愛知県清須市)、トヨタ車体(同県刈谷市)、三重トヨタ自動車(津市)のトヨタグループ3社などが共催した。

会場には、水素で走る燃料電池(FC)バスや自動車、電気自動車(EV)などさまざまな車が並んだ。缶バッジを作るコーナーが設けられ、自ら組み立てた燃料電池でミニカー走らせるワークショップや小型のドローンの操縦が体験できる教室も開催された。

グループ3社の代表があいさつに立ち、このうち三重トヨタ自動車の竹林憲明社長は「水素社会実現に貢献していきたい」と話した。

【あいさつをするトヨタグルーブ3社の代表】