「100年フード」に亀山みそ焼きうどん、関係者が喜び 伊勢うどんや桑名焼き蛤も 三重

【亀山のご当地グルメ「亀山みそ焼きうどん」(亀山みそ焼きうどん本舗提供)】

【亀山】文化庁は14日、地域に根付く食文化をPRする令和6年度の「100年フード」に三重県内の「亀山みそ焼きうどん」と「伊勢うどん」、「桑名焼き蛤」の3件を含む28道府県の50件を認定。

文化庁は、国内の多様な食文化の継承・振興への機運を醸成するため、地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化を、100年続く食文化「100年フード」と名付け、継承していくことを目指す取り組みを推進している。

亀山みそ焼きうどんは昭和30年代、市内の焼き肉店でトラックの運転手らが特製みそを使い、鉄板で焼き肉にうどんを入れて食べたのが始まり。

ご当地グルメでまちおこしをしようと平成21年、市民らで亀山みそ焼きうどん本舗を立ち上げた。23年には、「B―1グランプリ中日本・東海大会」で優勝した。現在、市内約20店舗の飲食店で提供している。

亀山市観光協会の会長で同本舗の伊藤峰子代表は「認定の知らせを聞き、うれしかった。約70年の歴史を刻む『みそ焼きうどん』が未来につながれば」と話していた。