四日市市・天津市友好都市ロゴ完成 近藤美怜さんの作品

【完成した友好都市ロゴマーク】

【四日市】三重県四日市市の森智広市長は7日の定例記者会見で、四日市市・天津市友好都市ロゴマークが完成したと発表した。全国から応募のあった40作品の中から、同市出身で愛知県春日井市在住の近藤美怜さんの作品を選んだ。

市は10月28日に中国天津市と友好都市提携45周年を迎えるにあたり、昨年9―11月に両市の友情のシンボルとなるロゴマークのデザイン案を公募した。

近藤さんは、作品のコンセプトについて「フレンドシップのシップに着目し、風を受けて進む船で『順風満帆』を、共通名物の夜景に両市のランドマークをシンメトリーに描き親近感が湧くデザインにした。笑顔のこにゅうどうくんが温かな交流を象徴する」としている。

【45周年記念ロゴマーク】

市によると、ロゴマークの右半分は天津市内にあるテレビ塔(天津タワー)と橋の上に建設された観覧車(天津之眼〈てんしんあい〉)を表現。左半分は四日市コンビナートの象徴的な赤い煙突や丸いガスタンクを表した。アルファベット表記のYokkaichiの「o」は日本国旗を、Tianjinの「j」の点は中国国旗を表現している。

森市長は「職員の名刺のデザインなどさまざまな場面で活用し、45周年のお祝いの機運を盛り上げていきたい。新年度に初めて天津を訪問するので、友好関係を深めていける取り組みにしたい」と語った。