
【四日市】三十三銀行(道廣剛太郎頭取)と三十三総研は4日、三重県四日市市西新地の同行本店で、次世代経営者育成塾の修了証書授与式を行い、道廣頭取から修了者18人に修了証書を授与した。
塾は、地元中小企業の次世代を担う若手経営者が対象。受講者に経営者として必要な実践的知識や技能を身につけてもらうほか、若手経営者同士の人脈形成につながる場を提供している。今期(第11期)は昨年8月から同総研の伊藤公昭副社長をメイン講師に講義があり、建設工事業、卸売業、運輸業など県内外の幅広い業種の企業から、20―50代の若手経営者・経営幹部が参加した。
この日、道廣頭取は式辞で「人手不足は加速し、人件費の上昇は中小企業にまで広がっており、各社の価格転嫁などの対応もかなりのスピードで進んでいる。私たちを取り巻く環境は日々めまぐるしく変化し続けており、適切に対応していかなければならない」と強調した上で「講義を通じて学んだ知識をベースに実践を積んでほしい。また人脈を大切にしてほしい。活躍を期待している」と述べた。
式後には、第1―10期の修了生を交えた「異業種交流会」があった。
同行、同総研は今後、修了生を対象とした財務・経営分析ゼミなどのゼミナールや合宿を開催し、修了生の成長に即した経営力の向上を支援していくとしている。