行方不明の男性警視死亡 松阪・赤ゾレ山登山、低体温症か 三重

【松阪】26日午後零時半ごろ、三重県松阪市飯高町の赤ゾレ山山頂から約1キロ離れた登山道で、24日から行方不明になっていた県警地域課の花田一真管理官(56)=津市豊が丘2丁目、警視=を消防隊が発見した。警視は心肺停止の状態で県防災ヘリに救助されたが、その後、死亡が確認された。

県警によると、警視は24日、休みで登山のため早朝に1人で入山したという。同日午後6時半ごろ、妻から通報があり、25日から警察や消防などが捜索していた。

警視に目立った外傷はなく、死因は低体温症とみられ、24日夕方ごろに亡くなったと推定される。県警は警視が何らかの原因で遭難したとみて、詳しい状況を調べている。

県警地域課の中林浩之次長は「当課の職員がこのようなことになり、大変心を痛めている。冬山に登山する際は、登山届の提出や通信手段の確保、防寒対策などをしてほしい」と話した。