「お雛さまに大変身」が人気 伊勢・おかげ横丁でひな祭りの催し 三重

【華やかな衣装で写真撮影できる「お雛さまに大変身」を楽しむ家族連れ=伊勢市宇治中之切町のおかげ横丁で】

【伊勢】三重県伊勢市の伊勢神宮内宮前のおかげ横丁で、ひな祭りの催しが開かれている。おひな様にちなんだ体験や年代物のひな飾りの展示などがあり、来場者を楽しませている。3月3日まで。

大黒ホールでは、子どもたちが12単風の衣装で写真撮影できる「お雛さまに大変身」が人気を集めている。桑名市から6歳の子どもと訪れた家族は、愛らしい姿を写真に収め「去年は緊張していたが、今年は笑顔で撮影できた。成長の記念に来年も来たい」と話していた。明治―昭和期のひな飾りの展示、ネコをモチーフにしたひな人形の絵付け、おひな様のタペストリー作り体験もある。

別会場では、東海3県で活動する伊勢根付や一刀彫りなど伝統工芸の女性職人9人グループ「凛九(りんく)」が、桃の節句や春にちなんだ作品を展示販売。昨年亡くなった地元の和紙人形作家・阿部夫美子さんの「和紙雛展」も開催している。

広報担当者は「ひな祭りの華やかな雰囲気の中、一足早い春の訪れを楽しんでほしい」と話していた。