部下に対してパワーハラスメント行為をしたとして、三重県警は21日、警察署所属の40代男性警部補を所属長訓戒としたと明らかにした。不適切な異性交際をしたなどとして、警察官2人も所属長訓戒や本部長注意とした。いずれも7日付。
県警によると、警部補は昨年12月27日、業務に関する報告をしてきた部下の20代男性巡査に、大声を出して顔を殴るなどのパワハラ行為をしたとされる。
目撃した同僚が上司に報告して発覚。県警は警部補の配置を変えるなどの対応をした。巡査が被害届を出さなかったことなどから立件は見送るという。
また、平成29年ごろから約7年間、既婚者にもかかわらず不適切な異性交際をしたとして、警察署所属の40代男性巡査部長を所属長訓戒とした。
警察署所属の別の40代男性警部補は、勤務中に県内のパーキングエリア(PA)で警察手帳を落としたとして、本部長注意を受けた。PAの関係者が手帳を拾い、警察に届け出て発覚した。
県警は「職員にパワハラに対する認識を徹底する。職務倫理や警察手帳の適切な携帯を指導し、同種事案の再発防止に努める」とコメントした。