ロボット動いた! 有馬小児童らプログラミングに挑戦 三重・熊野

【小山特任教授(左)と一緒にプログラムを考える児童ら=熊野市有馬町の有馬小学校で】

【熊野】猫型の教育ロボットを使ったプログラミング授業が12日、三重県熊野市有馬町の有馬小学校で開かれた。2年生7人がロボットを操作する課題に取り組み、情報技術への興味を高めた。

三重大の地域拠点「東紀州サテライト」による連携授業の一環で、各学年で定期的に開催している。同小第2棟の東紀州教育学舎で活動する同大の小山和彦特任教授(教育学)が指導した。

児童らは教育ロボットを使い、タブレット端末の専用アプリで、見た目や動き、音などを自由にプログラム。指示の入れ方次第で、細かい表情の変化や動きの強弱を付けられることを学んだ。

その後、教室の隅から中央に置かれたいすを1周して元の場所に戻る課題に挑戦。児童らは算数の知識を使いながら微調整を繰り返し、指示通りにロボットが動くと、飛び上がって喜んだ。

課題を達成間近だった岡本遥斗さん(8つ)は「指示を組み合わせるのが難しく、うまく動かないことが多かった。最近プログラミングに興味を持ち始めたので、より楽しくできた」と話した。