鈴鹿F1日本GP、動員目標は23万5千人 地域活性化協議会、全体会議で情報共有 三重

【今年のF1日本グランプリでの取り組みについて情報共有する出席者ら=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県の鈴鹿F1日本グランプリ地域活性化協議会(会長・末松則子鈴鹿市長)は6日、同市役所で全体会議を開き、4月4―6日に鈴鹿サーキットで開催するF1日本グランプリに向けた取り組みについて情報共有した。

同協議会は平成20年に発足。近隣自治体や関連企業などで構成し、会場周辺の交通安全や渋滞対策、観戦客のおもてなしに取り組む。会議には所属する36団体のうち31団体の代表が参加した。

末松市長は「レース関係者、観戦客、地域住民、それぞれに満足いただけるよう協議会のみなさま方としっかり情報共有や連携を図り、取り組みを進めていきたい」とあいさつした。

鈴鹿サーキットの小田栄次郎総支配人は「チケットの売り上げは順調。今年の動員目標は23万5千人」と話した。昨年は3日間で22万9千人が来場した。

環境整備部会はこれまでの市内での混雑緩和に向けた取り組みを継続しつつ、新たに岐阜羽島駅や金山駅、加佐登駅など5ルートを加えた、計13ルートの直行バスを運行するほか、インバウンド対応として名古屋駅などで通訳ボランティアを増配置する。

おもてなし部会の取り組みでは、市とNPO鈴鹿モータースポーツ友の会が、春のモータースポーツシーズン開幕を前に、今月15日午前10時―午後6時、イオンモール鈴鹿で「SUZUKAモータースポーツ オープニングステージ」を開催。二輪、四輪などの枠を超えた各参戦ドライバーのトークライブやレーシングシミュレーターの体験搭乗などのイベントを実施する。

また、「日本GP=桜」のブランド確立を目指し、のぼり旗など市内外のF1装飾デザインのイメージを統一し、一体感を醸成する。