三重県立図書館と県信用保証協会などは31日、津市一身田上津部田の県立図書館で「ビジネススキルアップセミナー」を開いた。10人が参加し、ワークショップやライブラリーツアーを通じて発想力などビジネススキルを学んだ。
セミナーは、ビジネスに必要なコミュニケーション能力や発想力を磨いてもらうとともに、豊富な蔵書数を誇る県立図書館の魅力を感じてもらおうと企画。
前半は参加者がグループで県信用保証協会の制度や商品名を考える「ネーミングチャレンジ」に挑戦。冒頭、県信用保証協会業務統括課の大河瑛さんが協会の概要や協会利用者が抱える経営課題などを紹介し、商品を名づける際に大事なこととして「商品の特徴がわかりやすいこと」、「悩みや課題を解決できること」などと説明した。
その後、参加者はグループで、アイデアやキーワードを描いたふせんを模造紙に次々と貼っていき、関連性があるものをグループ化しながら、真珠業者を支援する商品名や江戸川乱歩にちなんだ商品名を考えた。
後半は、普段入ることができない図書館の地下書庫を巡るライブラリーツアーを開催。
県立図書館企画総務課の田邊涼太さんが雑誌や新聞のバックナンバーの保管場所などを案内し、地下書庫は25メートルプール8個分の広さがあり、約100万冊の資料を収納できると紹介。自由時間になると参加者はそれぞれが興味のある分野の書庫に行き、本棚を眺めたり、書籍を手に取ったりして楽しんでいた。