「亀山市長選」候補者の公約 

【(右から)桜井義之氏、神巫リエル氏のポスター】

【亀山】任期満了(2月5日)に伴う亀山市長選(26日投開票)の選挙戦も中盤に突入。いずれも無所属で五選を目指す現職の桜井義之氏(61)=同市野村三丁目=と、新人で音楽プロデューサーの神巫リエル氏(38)=同市加太中在家=(届け出順)が、街頭演説や立ち会い演説会を開き、舌選を繰り広げている。候補者二人の公約を紹介する。

桜井義之候補「NEXT亀山 緑の8策」

一策=希望と信頼、「開かれた市政」にこだわる▽市民参画による第三次次期総合計画の策定▽市民の多様な声の分析、住民参加に生成AIなどのデジタル技術を導入。

二策=「子ども」の笑顔と心を育む
誰ひとり取り残さない学びの環境づくり▽新児童センターの開設、児童発達支援センターの設置支援。

三策=交通の要衝、「活力と未来」を創る!
リニア中央新幹線の環境アセスメント促進、ルートと駅位置の早期確定へ▽関西線の名古屋―伊賀上野間の直通列車の実現▽鈴亀道路、国道306号などの交通インフラの整備促進。

四策=健やかで優しい暮らしを支える!
母子保健・産後ケアの拡充、周産期医療の抜本的強化▽高齢者の在宅医療・介護予防・フレイル対策の充実。

五策=都市の「価値とQOL」を高める!
公園・公共空間の再生、子育て世代が住みたいと思うまちづくり。

六策=森と水を守り伝える!
鈴鹿川源流域の環境保全・文化の継承▽全国をリードする「亀山版・OECM認定制度」の進化。七策=ここにしかない「地域力と文化力」を磨く!
教育のまち亀山のDNAを次の世代へ▽「かめやま文化年」の継続・発展。

八策=「分度・推譲」、未来へツケは回さない!
中長期的視点で、新庁舎・新環境センター・新し尿処理施設・学校教育施設の対応方針を早期に確立▽14年間続けてきた、市長の給与(5%)・退職金(20%)削減を継続。

神巫リエル候補「対話でつくる、みんなの亀山」

①=子育て政策
地産地消で保育園・小中学校給食費の無償化▽新生児―一歳児のおむつ無料▽役所内に託児の設置▽出産一時金の負担支援▽学びの多様化を推進
②=福祉政策
保険料の減免▽ワンストップ窓口の設置▽公共交通機関の改善▽高齢者のデジタル活用支援▽パートナーシップ条例の制定。

③=まちづくり政策
担い手の育成支援▽商店街の活性化支援▽空き家対策活用の支援▽森林環境の整備強化。

④=行政改革
縦割り行政の解消▽情報の透明化▽DX化の課題を改善▽適正な予算執行▽公務員の労働環境改善▽政策や公共施設計画の情報公開を積極的に推進。

⑤=経済政策
移住促進・起業・就業支援▽廃棄物の再利用や地域資源を有効活用する地域内循環経済システムの構築▽交流型観光業の振興▽低コストの亀山市プロモーションの実施▽地域通貨の導入▽新規ビジネスの創出や好循環の経済
⑥=現行の政策改善
建設地や建物規模、予算など新庁舎建設計画の見直し▽中学校給食食缶搬入方式の見直し▽学校・幼保育園施設の早期全面改修▽リニア中央新幹線のリニア基金の積み立て金を一旦凍結する。

六項目の政策公約を掲げ、特に重視する人権、環境、経済において、市民の意見を尊重し、対話を通じて市民とともに、命と暮らしを大切にするまちづくりに努める。