「客観的な判断」と評価、報酬審答申に三重県議長

三重県の特別職報酬等審議会が答申した特別職の給料と議員報酬の引き上げについて、稲垣昭義県議会議長は16日の定例記者会見で「客観的なデータで判断いただいた」と評価した。

稲垣議長は答申を踏まえた対応について「知事がどうするのかを見極める」と説明。答申に対する自らの考えについては「中立の立場なので差し控えたい」と述べるにとどめた。

一方で「(議員報酬改定の条例案を)出すか出さないかも含め、議会のことは議会で決める」と説明。議員報酬の改定が決まれば、議員らで条例案を提出するとの認識を示した。

報酬審は先月、知事の月給を2万円、議員報酬の月額を1万3千円、それぞれ引き上げることなどを答申した。近年の物価高などが理由。4月からの引き上げが適当としている。