三重県は10日、新型コロナウイルス感染状況(先月30日―今月5日)を公表した。1医療機関あたりの新規感染者は平均5・31人で、前週から11%の減少。6週間ぶりに減った。
県によると、1日あたりの新規感染者数は前週より40人ほど少ない340人と推計される。5日までの1週間で基幹定点の9医療機関に新規入院した患者は54人で、前週から5人減少した。
保健所管内別の1医療機関あたり新規感染者は桑名15・67人▽四日市0・14人▽鈴鹿4・71人▽津2・8人▽松阪2・75人▽伊勢6・14人▽伊賀2・83人▽尾鷲4人▽熊野2・5人―となった。
また、5日までの1週間でインフルエンザと診断された患者は1医療機関あたり平均36・54人で、前週から41・0%減少。9週間ぶりに減少したが、警報レベル(30人以上)にある。
感染症対策課は新型コロナとインフルエンザの感染者が減少した理由について「年末年始で医療機関の診療日数が少なかったことが影響した可能性がある」と説明。「再び感染者が増える恐れがある」としている。