![web08◎P説・◎花育体験推進事業実施 子どもたちが家で飾る「お正月アレンジメン](https://www.isenp.co.jp/wp-content/uploads/2024/12/f51bef4b08920fe5cbb55147d43f9e1c.jpg)
【桑名】三重県内で学童保育所などを運営する社会福祉法人「日の本福祉会」(福士英実理事長、四日市市松原町)は27日、桑名市新西方2丁目の藤が丘学童保育所で「花育体験推進事業」を実施。小学生の児童20人が参加し、講師の「平田花園」(同市千代田町)スタッフの指導で、正月に家で飾る「お正月アレンジメント」を作った。
県は本年度、県内での花育を進めるため、花育体験教室を行う県内小中高校等を公募。同法人を含む14法人が採択され、花の国づくり三重県協議会と連携して事業を行っている。
児童は材料として松、水引、サテンピック、スプレーカーネーション、トキワガマズミと、白いバラかピンクのガーベラの好きな方を選び、机の上に並べた。講師が見本で作った後に作業を開始し、スポンジに松や花などを挿し、10分ほどでアレンジを完成させる児童もいた。
福士理事長は「応募し、選ばれたので、皆さんは参加できます。感謝し、最後まで楽しんで、大いに学んでください」とあいさつ。
県農林水産部の石山宗周主幹は「農水省の事業として歴史があり、平成30年からは生産者が講師として入ってもらうなど、大事な事業。楽しんで、花や緑のファンになり、家の人に話してもらい、消費者の育成にもつなげたい」と話していた。
県では平成28年度に「県花き花木振興計画」が策定され、①生産振興②消費拡大③花育緑育(県民に花き花木がもつ魅力などを伝える取り組み)―を柱に据えた取り組みを推進している。