羽毛回収し災害支援 市民団体、伊勢市ボランティアセンターに収益寄付 三重

【鈴木市長に寄付の目録を手渡す井口理事長(右)=伊勢市役所で】

【伊勢】使わなくなった羽毛製品を回収して収益を災害支援のために寄付する「UMOU災害支援プロジェクト」の寄付贈呈式がこのほど、三重県の伊勢市役所で開かれた。活動に取り組む市民団体「おもいやりプロジェクト」が、伊勢市災害ボランティアセンターに9万1720円を寄付した。

プロジェクトは平成30年に始まり、寄付は7回目となる。

リサイクルセンターや社協、活動に賛同する企業などに回収ボックスを設置して協力を呼びかけ、1年間で343点の羽毛製品が集まった。回収した製品は、羽毛素材メーカー「河田フェザー」(明和町)に買い取ってもらい、全額を寄付に充てた。

贈呈式で、同プロジェクトの井口徹理事長から、災害ボランティアセンターを代表して鈴木健一伊勢市長に目録が手渡された。井口理事長は「多くの人の協力があってできること。今後も活動を続けたい」と話した。