会員180人の「書」一堂に 箭鋒書道会、四日市で作品展 三重

【生徒の作品を紹介する谷口代表(左)=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】三重県四日市市山城町の箭鋒書道会(谷口竹城代表)は20日、同市安島の市文化会館第一展示室で、第41回「箭鋒書展」を開いた。谷口代表と大人会員約50人、幼・小・中学生会員約130人の掛け軸やびょうぶ、パネル作品など約300点を展示している。22日まで。

斎木渓水さん(61)は、郭用中作の七言絶句を力強い筆致で表現した二曲びょうぶを出品。宮崎雨石さん(91)は、行書体でしたためた七言絶句2首を並べたびょうぶ、伊藤芙箭さん(80)は、漢字仮名交じりの書体で表現した山頭火の詩のパネル作品などを並べている。

小・中生らは、「好きな言葉」をテーマにした半紙作品を、高校生は行書で表現した漢詩掛け軸などを出品している。

谷口代表(72)は、詩人八木重吉の詩を柔らかな筆致で表現したパネルやびょうぶ作品など6点を出展。「『書は人なり』を感じつつ41年。幅広い年齢層の生徒たちの成果を見ていただきたい」と語った。