松阪の女性約1370万円詐欺被害 「TikTok」通じ副業誘われ

【多気郡】三重県警松阪署は17日、多気町の60代女性が副業名目などで現金計約1370万円をだまし取られたと発表した。詐欺事件とみて調べている。

同署によると、女性は9月27日、動画投稿アプリ「TikTok」を通じて「副業に興味がありますか」などとメッセージを送ってきた人物とLINEでやりとりを開始。「動画の写真を撮って送ってもらったら150円入ります」などど説明を受け、指示に従い、QRコード決済の「ペイペイ」で数百円の報酬を受け取った。

さらに「タスクと呼ばれる課題をこなせば金額が上がっていく」などと巧みに誘導され、「仮想通貨を購入するタスク」などとして、9月29日から8回にわたり計約1200万円を振り込んだ。その後、利益を引き出す名目で指定された約175万円を振り込んだが、報酬が受け取れず、12月13日に同署に相談して詐欺が発覚した。