156万円特殊詐欺被害 松阪の70代女性

【松阪】三重県警松阪署は14日、松阪市の70代女性が合計156万円をだまし取られる特殊詐欺事件が発生したと発表した。

同署によると、9日、女性の固定電話に電話があり、音声ガイダンスで「この電話は2時間以内に使えなくなる」と流れ、氏名不詳の男や警視庁のナカムラを名乗る男性、検事を名乗る者に電話がつながり、「詐欺事件の被疑者があなたの口座に1400万円を振り込んだと言っている」「あなたも容疑者の一人です」「あなたの口座に不正送金があるか確認する必要がある」と言われた。女性は12日から13日までの間に、同市の金融機関のATM(現金自動預払機)で2回にわたり、現金を指定された口座に振り込んだ。