年金支給日、詐欺に注意 桑名署など買い物客に呼びかけ 三重

【チラシなどを配り、特殊詐欺への注意を呼びかける金融機関の女性職員(左)=桑名市中央町のアピタ桑名店で】

【桑名】今年最後の年金支給日に合わせ、三重県警桑名署と桑名地域生活安全協会は13日、桑名市中央町のアピタ桑名店でチラシや使い捨てカイロを配布し、特殊詐欺の被害に遭わないように注意を呼びかけた。

市内の6金融機関から職員7人が参加。署員や協会員らとともに、買い物客に「大丈夫だと思っている人が被害に遭っています。注意して」などと声をかけて回った。

特殊詐欺の被害が後を絶たない。11月末時点で、県内では316件、被害額は約10億2700万円。市内でも16件、約1600万円の被害が出ている。

息子をかたるオレオレ詐欺の被害が目立ち、協会の木地茂事務局長は「話をうのみにせずに一度電話を切って、子どもの電話番号にかけ直して確認してほしい」と話してた。