心のまま自由に描く 絵画教室の障害者11人、亀山で作品展 三重

【絵画の展示作品を紹介する図書館職員=亀山市御幸町の市立図書館で】

【亀山】三重県の亀山市は、人権週間期間(4―10日)の8日、同市御幸町の市立図書館で、「アールブリュットの表現者たち展in亀山」を開催した。13日まで。午前9時―午後8時(最終日は正午まで)。火曜休館。

アールブリュットとは、フランス語で「生(き)き芸術」、「加工されてない芸術」の意味。美術教育を受けてない人や障害者らが、既成の表現法にとらわれず、制作者自身が心のおもむくままに自由に制作した作品のことをいう。

昨年に続き2回目の同展は、同市天神4丁目の子ども絵画教室「アトリエ・エピ」が協力。同教室に通う障害者男女計11人が描いた「どうぶつの王様」や「ヒマワリ」「ヒガンバナ」など計22点を展示した。

市障がい者支援グループの倉田大輔主任主査は「まだまだ聞き慣れない『アールブリュット』を知っていただき、11人の自由な発想で描いた作品を見てほしい」と話していた。