【亀山】三重県亀山市加太板屋の川俣神社(中村嘉孝宮司)は1日、同神社で恒例の冬の神事「例祭」を執り行なった。
例祭は、五穀豊穣(ほうじょう)と家内安全を祈願する神事として、平安時代から受け継がれている。近年は、地元の加太小学校6年生女児が舞を奉納している。
この日は、氏子総代ら関係者計20人が列席する中、6年生女児4人が、緋色(ひいろ)ばかまの巫女(みこ)装束でサカキを手に持ち、雅楽に音色に合わせて「豊栄の舞」を奉納した。
中村宮司は「地元の子どもらの協力で今年も無事例祭を行うことができた。古来からの神事を絶やすことなく、続けていければ」と話していた。
【巫女装束で「豊栄の舞」を奉納する6年生女児4人=亀山市加太板屋の川俣神社で】