【津】津市白山町の作家名ツジモとユウさん(27)の初個展「緑影の章」が、同市中央の三重画廊で開かれている。心象を交えて自然や動物を描いた大小の作品30点を展示販売している。24日まで。
ツジモとさんは県立飯野高から大阪芸大油画コースに進み、現在は企業の専属作家と並行し自身の制作を続けている。
草木や動物、人物を主なモチーフに「想像と現実が合体したような画面構成で描いている」という。花や鳥に囲まれるゾウを描いた「束の間の僕の空想」や、後ろ姿の人物が木々の間から空を仰ぐ「向こう側の忘れもの」などのほか、学生時代の抽象作品もある。
ツジモとさんは「誰かを癒やすような気持ちで制作している。作品を見て元気になっていただけたら」と話した。