第一美術三重グループが作品展 油彩画を中心に 四日市市文化会館

【見応えのある作品が並ぶ会場=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】第一美術協会中部支部三重グループ(太田昌文代表)は19日、四日市市安島の市文化会館で、第21回「第一美術三重グループ展」を開いた。会員10人が自由なテーマで描いた、小品から百号までの油彩画を中心に54点を展示している。24日まで。

本年度、国立新美術館で開かれた第93回第一美術展の入賞、入選作を中心に展示。片岡一憲さん(76)は、岐阜・山県市を流れる円原川の透明感あふれる風景を描いた、東京都知事賞受賞作「渓流」など6点を出品。

渡邊有子さん(67)は、奈良市十津川村の大泰の滝の新緑を描いた、準会員奨励賞受賞作「響」など3点を展示している。同グループ創設者の一人で、中部支部副支部長の追田清さん(83)は、こけむした岩に打ち寄せる波の風景「波響く」など8点を並べている。「全国展での最優秀賞をはじめ、見応えのある作品がそろった」と話していた。