一志学園高文化祭にぎわう 廃棄花でハンドメイド体験も 津・三重

【廃棄される花を再利用したハーバリウム作りを指導する生徒(右端)ら=津市一志町の一志学園高で】

【津】三重県津市一志町の私立一志学園高(玉村典久校長)は17日、旧大井小校舎にある同校で文化祭を開催した。手作り体験やおばけ屋敷、音楽演奏など日頃の取り組みを披露した。

同校は通信制普通科高校で全日▽土曜▽フレックス―の3コースがあり県内各地の生徒が通う。文化祭は毎年隣接する大井公民館と日程を合わせ開いている。

校内ではミニゲームやカフェ、おばけ屋敷など生徒によるさまざまな催しがあり、多くの人でにぎわった。

本年度初めて実施した「SDGs(持続可能な開発目標)×ハンドメイド体験」のコーナーでは、生花店で廃棄される花を活用したハーバリウム作りや、砕いたペットボトルキャップを再利用するアクセサリー作りを生徒が指導。午後には学校説明会があり、訪れた中学生の親子らを生徒が案内した。

玉村校長(66)は「不登校経験者や転学の生徒が多く通うが、運動会や防災訓練など地域とのつながりが多くあり、ここで元気になっていった子は多い。生き生きしている姿を見てもらえるといい」と話した。