新米と野菜を給食に 生産者団体など、亀山市へ寄贈 三重

【贈呈式で目録を持つ櫻井市長(右端)と感謝状を持つ野村代表(右から2人目)、宮坂副会長(同3人目)=亀山市役所で】

【亀山】三重県亀山市内の生産者農家団体「亀の市」と鈴鹿農業協同組合受託者部会は15日、地元産野菜と新米を学校給食にと、市に寄贈した。

市役所で贈呈式があり、亀の市の野村幸生代表と同部会の宮坂利樹副会長が櫻井義之市長に目録を、櫻井市長は野村代表と宮坂副会長に感謝状を贈った。

亀の市はサツマイモ181キロとネギ33キロを、同部会からは新米(コシヒカリ)を精米で420キロを贈った。同部会は平成15年度から、亀の市は同25年度から毎年、寄贈している。

櫻井市長は「毎年、亀山産のコシヒカリと地元産の野菜を寄贈していただき、学校給食における地産地消に大きく貢献していただいている」とし、「食育推進の観点からも、心強いパートナーとして今後の学校給食の充実に向け、よろしくお願いします」と謝意を述べた。

中原博教育長は「昨年にも増して学校給食に対する物価高騰の影響が大きい中、子どもたちから『地元産の食材が使用されている給食はおいしい』と喜びの声を聞いている」といい、「これからも安全・安心な給食への協力をお願いします」と話した。