蔵元54蔵が一堂、自慢の酒提供へ 伊勢で23日「三重新酒祭」

【「新酒祭」のポスターを手に来場を呼び掛ける担当者=伊勢市のおかげ横丁で】

【伊勢】三重県伊勢市の伊勢神宮内宮前のおかげ横丁で23日、県内外の日本酒の蔵元54蔵が一堂に会し自慢の酒を提供する「三重新酒祭」が開催される。午後3―6時。

秋の収穫に感謝する伊勢神宮の新嘗祭(にいなめさい)に合わせた催しで、今年で4回目。

県内から「而今(じこん)」の銘柄で知られる木屋正酒造(名張市)や「田光」の早川酒造(菰野町)など26蔵が、県外は東北から九州地方まで28蔵が出店し、飲み比べが楽しめる。横丁内の飲食店では通常メニューに加え、限定料理を提供。太鼓櫓(やぐら)では、郷土芸能の獅子舞や伊勢音頭の披露などもある。近鉄五十鈴川駅までの無料シャトルバスも運行する(午後4―7時)。

チケット制で、日本酒一杯か料理500円分と引き換えられる「お愉(たの)しみチケット」が10枚つづりで前売り4千円(当日5千円)、飲み放題の「飲み比べ券」は前売り5千円(当日6500円)。前売り券は、横丁内「おみやげや」などで販売する。17日までオンラインでも購入できる。

広報担当者は「蔵元と対話しながら日本酒を味わえる機会。県内外のおいしい酒を、夕方の横丁の風情とともに楽しんで」と話している。

問い合わせはおかげ横丁催事企画部=電話0596(23)8827=へ。