小学生ら警察官の仕事学ぶ 尾鷲署が庁舎見学会 三重

【署員から警棒の使い方を教わる児童ら=尾鷲署で】

【尾鷲】警察官の仕事を知ってもらおうと、三重県警尾鷲署は15日、庁舎見学会を開いた。尾鷲市立宮之上小学校の3年生12人が参加し、署員の装備や交通安全を学んだ。

地域の安全を守る仕事を学習する社会科見学の一環。同署警務課の署員が児童らに、110番の仕組みやSNS(交流サイト)の危険性をスライドや動画で説明した。

署員が職務で使用する装備品は、現物を見せながら、使う場面や用途を解説。児童らは手錠や警棒、無線機などを身につけたほか、耐刃防護衣の着心地を確かめた。

その後、事前に考えた質問を1人ずつ投げかけた。「夜に事件が起きたらどうしますか」「警察官の人手は足りていますか」などと尋ね、熱心にメモを取っていた。

交通課の署員による交通安全教室もあり、横断歩道の歩き方や信号、標識の見方などの説明を受けた。白バイやパトカーの乗車体験では、記念撮影を楽しんでいた。