「三重さをり仲間展」始まる 五人五様の手織りウエアや小物 津・三重

【さをり織り作品が並ぶ会場=津市東丸之内の岩田川久画廊で】

【津】手織りの「さをり織り」の作品展「第25回三重さをり仲間展」が15日、三重県津市東丸之内の岩田川久画廊で始まった。津市や松阪市で教室を開く50―80代の女性でつくる「三重さをり会」の5人が制作した衣類や小物など計約250点を展示・販売している。17日まで。

専用の織機でウール、木綿、絹などさまざまな色の糸を自由に組み合わせて手織りする「さをり織り」の魅力を知ってもらおうと開催。いなべ市や松阪市の障害者施設利用者が制作した小物と合わせ展示した。

ベスト、スカート、パンツなどの衣類、ストール、ポーチ、来年のえとのヘビのぬいぐるみなどがある。

手織り歴30年を越える田中二三子さん(81)は「無心に織れるのがさをり織りのいいところ。五人五様の特徴がある」と魅力を話し「『(作品展を)いつやるの』と言ってもらえるのは励みになる」と話した。