熱中症対策で「朝夕2部制」導入 来夏の全国高校野球三重大会

【夏の甲子園の酷暑対策で今年新たに導入された「朝夕2部制」。午後5時に始まった県代表・菰野の初戦は午後6時過ぎに照明が入る点灯試合となった=8月、阪神甲子園球場で】

三重県高野連などは12日、来年夏開催の第107回全国高校野球選手権三重大会での熱中症対策として、「1球場1日2試合」の方針を継続し、新たに午前と夕方に試合を分ける「朝夕2部制」を導入すると発表した。

1日の最高気温を計測することが多い午後の試合を避ける目的。試合開始の予定時刻は第1試合が午前9時から、第2試合が午後3時半から。開会式も四日市ドームでの屋内開催を継続する。

使用予定球場の1つの県営松阪球場(ドリームオーシャンスタジアム)に夜間照明施設がなく、夜間試合も回避するため、第2試合の開始予定時刻を午後3時半に設定した。

日程の発表は来春を予定。今年メーン球場として使用した四日市市営霞ケ浦球場が改修で使用できず、熊野市の山崎運動公園くまのスタジアムの一部使用も予定しているという。